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第1章 仮面を剥ぎ取る

第2 手綱や鼻輪

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 未入会者に近づく上で組織は、人間の精神的基本構造である好奇心、未知への問いや探求心に付け込み、魅力的な約束、援助内容、歴史上や現代の有名な人物が会員であることやその人物の世に対する影響の絶大さを強調すること等で相手の感動を招くと同時に、その内容は「あまり真剣に考える必要はないさ」という軽率さと油断そそのかしで味付けされている。例として、秘密組織に根付いているにも拘わらず、提供物を面白可笑しく危険味の無いものに見せかけ視聴者や聴衆を軽率にさせ油断させるホリウッドの映画界、そして若い世代から年配者にまで著しい影響を及ぼすウオルト・ディズニー帝国を指摘しなければならない。こうして、希望者に残っていた最後の警戒心と疑問が崩れ去る。

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​「従わな〜い」

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君は仲間メーソンの全ての犯罪を隠さなければならない...そして、法廷に呼ばれ、仲間メーソンに関する証言を求められる際、彼を必ず守り抜くことを再度決断せよ。確かに、そのような言動は偽証罪になり得るが、そのようにして君は、君に課された組織の義務を果たすこととなる。」

​ ロナイネ・メイソンリーのハンドブック183頁

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隣の英文より「…数年前まで、ウオルト叔父さんがディズニー帝国を通して一体何を狙っていたのか、誰一人も何も察知することができなかった。実際に毎週、ディズニーをとおしてアメリカの子どもたちに声がかかり、テレビエンタメ企業のスタンダードが設定された。この間、実は背後でアメリカ政府が33度(最上級)のフリーメーソンであるウオルト・ディズニーを選別し、アメリカの若い世代の姿勢を形付けるためにCIAが彼を任命し、彼は、マインドコントロールとメディアを操ることに深く関わり、力を投資していた。」

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 新人が結社に入会すると、「君はこれまでに学んだことを不学しなければならない(you must unlearn what you have learned)」の要求に呼応するように、何気ない長い洗脳期間が始まり、新人の考え方や姿勢の円滑な総入替が起こる。この過程は、それまで既にある程度の価値観、物事の認識や世界観を持っていた人であればあるほど、深い混乱、不明さと動揺を招く。

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道なりに進むことをやめろ。

代わりに道のないところを進み、足跡を残せ。

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強烈な混乱を招くヤギとのエンドレス体験

 そして、この洗脳期間と度合は、新人会員の性格、人柄、履歴等に合わせてエージェンシー(結社)が秘密裏に調整、決定するのであり、この間に個人に手綱や鼻輪が付けられ、組織に操られる身となる。なぜなら、入会の際に新人は、組織の指図を絶対的なものと見なし実行することを約束し、組織命令の実行が会員制の最終的意義であることを受け入れ、賛成するからである。

 このようにして、自己解体のジェットコースターが動き出す。

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