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第1章 仮面を剥ぎ取る
第1 外観と偽りの多種性
名称どおり、秘密結社は己の実態を隠しながら活動するのであり、儀式時にも全顔面マスク姿のことが多い。そして、人を利用することがその根本理念であるため、人同士の親しさ、とりわけ男女間に生まれる愛による思いやりではなく、己の利益を計るその計算の考えで接するため、そこから生えてくる、深い女性差別意識に包まれた同性同士の肉体合体という男世界である。組織は女性の存在をも色々と利用するが、それは手段に過ぎず、甚だしい利己心により老人会員が若年会員に関係を強要することが主である。
表に出ることなく己の世界的存在感を一般国民に感じさせようと努力を続ける秘密結社はそのディレンマにあるため、正体明かしと相互発見のために、グループ毎の決まり文句、仕草や手の合図を使っている。
そのなかで、舌を長く垂れ出す極端な合図だけでなく、角マーク(人差指と小指を立てた合図)、胸腹間に隠された右手、Vサイン等が知れら、同様に、一般的に無難視されるOKマークのようなものはイルミナティの合図であり、会員でない人は各合図の出どころに関する知識を持たない。
グループ別のシンボルマークも存在している。挙例すると、イルミナティの梟(ふくろう)、フリーメーソンのピラミッド図とその頂上の目、或いは、KKK(クークラックス・クラン/白人至上主義団体)の白頭巾などがある。これらのマークは各組織の存在を表し、それぞれが互いに質の異なる組織であるかのように見せかけるが、組織の内部構造はいずれも固い縦構造それも軍事的仕組であり、命令と犬的服従関係で成り立っている。
そして、白黒チェス柄の床は組織関連を強く表し、星、折られたものを含む十字架、などのシンボルは、広く人の関心を引くためにカルト儀式においても頻繁に悪用されている。
日本のフリーメーソン組織は筆者の指摘通り、都市伝説番組を通して大きな打撃を受け、国民の大半もドン引きするようになった。
そして、別組織となっているものの、その構造や狙い等がほとんど同じであるイルミナティになんとなくバトンタッチしたようで、最近はこのカルトによる合図がしばしば出るようになった。もちろん、警戒心のある個人に対する笑いながらの「単なるOKマーク」をも耳にするが、日本よりもアメリカに深いルートを持つ組織であることばかりでなく、ボルトや名の知れた芸能人による決めポーズと真剣な表情が披露されている以上は、当然、それなりの奥がある。
また、「埼玉ポーズ」等で笑いジェルを厚塗りしているが、やはりその裏に濃い差別意識が蔓延していることが伝わってくる。すなわち、最下写真としての六本木メソニック一角にあるように、反キリスト精神が噴き出る。そしてやはりイルミナティは、踏絵のテーマを用いり踏むことを強要されたGACKTの背後に十字架をも取り入れる行間メッセージをより濃く発信している。
江戸時代に踏絵を踏まされる様子
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